昭和産業グループのサステナビリティ

サステナビリティの考え方

当社グループは「穀物ソリューション・カンパニー」として、事業を通じた社会的課題の解決により、持続可能な社会の実現と当社グループの持続的な成⻑の両立を目指す、CSV戦略に基づくESG経営を推進しています。
「食」の源である穀物を生み出す大地とその環境を守り、穀物を余すことなく最大限に有効活用していくことを中心に、社会に価値を提供していくことが当社グループのサステナビリティであり、社会的責任と考えています。

ESG経営の推進

ESG経営の推進図

「サステナビリティ基本方針」について(862KB)

CSR行動規範

「昭和産業グループCSR行動規範」は、グループ経営理念「人々の健康で豊かな食生活に貢献する」の実現に向け、グループ全従業員が行動をする際の価値観やルールを示したものです。当社グループのサステナビリティを進める上での基盤となる考え方であり、グループを含む全従業員にこの規範を記載したリーフレットを配付し、常に携行することで浸透を図っています。

① 安全・安心で高品質な製品の提供

すべてのお客様に安全で高品質な製品・商品を提供することを通じて、昭和産業グループに対する安心の向上を図ります。また、製品の開発と提供を通じて、新しい価値の創造を行い、お客様と共に成長するよう努めます。

食品安全・品質基本方針

  1. 昭和産業グループが製造・販売を行う全ての製品・商品について、食品衛生法などの関係法令を遵守します。
  2. 製品の安全性を確保するために、常にお客様の視点に立ち、製造設備・機器の衛生管理の向上と信頼性の確保に努め、HACPP管理に基づき食品汚染等の危害発生を防止します。
  3. 不測の事態が生じた場合は、お客様の安全を最優先に考えて、危機管理対応ルールに則った、迅速かつ透明性の高い行動を取ります。
  4. 原材料の入庫から製品の製造・出荷・流通に至る、全段階での品質管理の向上と、トレーサビリティーの確保を図り、製品事故の未然防止に努めます。
  5. 市場やお客様のニーズを捉え、昭和産業グループの特徴を生かした価値の高い製品の開発に注力します。

社会への取り組み

② 公正な企業活動

企業市民としての自覚を持ち、コンプライアンスの精神に則った健全な企業活動による収益の追求を通じて、昭和産業グループの継続的な発展に努めます。

コンプライアンス基本方針

  • 公正な市場取引
    • 昭和産業グループの全ての企業活動において、関係法令を遵守し、公正で自由な競争に基づいた取引を行います。
    • 職務に関して知り得た非公開情報に基づく、株式等の不公正取引(インサイダー取引)を行いません。
    • 仕入先・取引先に対しては公平かつ誠実に接し、優位な立場に基づいた取引の強要等を行いません。
    • 従業員と私的な関係のある企業を取引先に指定したり、会社と競合する利益相反行為に関わったりするなど、職務上の権限を濫用した不公正な行為を行いません。
    • 取引先や関係機関・団体等との交際に関しては、社会通念に則った節度を保ちます。
  • 適切な情報管理・知的財産権の保護
    • 会社の秘密情報・顧客情報、第三者から開示を受けた秘密情報等を適切に管理し、業務上の目的以外に使用せず、第三者に漏洩しません。
    • 社内外を問わず、個人情報の不正な取得や使用、および外部流出を防止します。
    • 知的財産権(特許、商標、著作<含ソフトウエア>等)の保護に努め、不正使用や権利の侵害をしません。
  • 政治・行政との関係
    政治家(政治団体)・行政(公務員)に対しては、関連法令・社会通念に則った適切な関係を保ちます。
  • 反社会的勢力との関係遮断
    反社会的勢力及び反社会的勢力と関係ある団体や企業等とは、いかなる取引も行わず、利益の供与は一切行いません。

ガバナンスへの取り組み

③ 人権尊重

昭和産業グループのあらゆる企業活動において人権を損なう行為を排除すると共に、従業員一人ひとりの多様なる個性・人格・能力を尊重し、チャレンジ精神溢れる企業風土を形成します。

人権に関する取り組み基本方針

  1. あらゆる差別(性別、国籍、人種、宗教、信条、障害など)や偏見を排除し、個人の能力と個性を尊重します。
  2. 各人の能力と成果に対する公正な評価に努めると共に、質的向上のための研鑚・相互啓発に努めます。
  3. 安全で健康な、働きやすい職場環境の維持改善に努めます。
  4. 従業員一人ひとりの多様性を尊重し、挑戦意欲を引き出します。
  5. 人権尊重に関する国際的な合意事項や基準を理解し、児童労働や強制労働を排除します。

社会への取り組み

④ 環境への配慮

企業活動から生じる環境への影響を認識し、地球環境の保全や資源循環型の持続可能な社会形成への寄与に努めます。

環境基本方針

  1. 昭和産業グループが適用を受けるすべての環境法令を遵守します。
  2. 原材料・資材・容器包材等の調達に際しては、その材質や加工工程等に配慮し、環境への影響を小さくすることに努めます。
  3. 製品・商品開発に際しては、原材料・資材、製造、流通、消費の全てにおいてライフサイクルアセスメントに配慮し、環境影響を小さくするように努めます。
  4. 昭和産業グループ全ての企業活動に伴う、原材料及び包装資源、エネルギー資源等の利用効率の向上を図るとともに、廃棄物の削減と再資源化に努めます。

環境への取り組み

⑤ 社会への貢献

企業市民としての役割を自覚し、企業としての社会的な責任を果たすことを通じて、健全で豊かな社会の発展に寄与するように努めるとともに、従業員各人の社会貢献活動を積極的にサポートします。

社会貢献基本方針

  1. 「人々の健康で豊かな食生活に貢献する」ために、大地の恵みである小麦・大豆・とうもろこしなどの食物を大切に扱い、良い製品を安定的に提供します。
  2. 昭和産業グループによる社会貢献活動を推進するとともに、従業員一人ひとりが、社会活動・文化活動等に参加することを支援します。

社会への取り組み

⑥ ステークホルダーとの対話・情報開示

昭和産業グループの企業活動に関わる情報を適時・適正に公開するとともに、ステークホルダーとの対話を通じて、透明性の高い企業活動に努めます。

  1. 関連法令・規則等に則った公正かつ透明性の高い情報の開示に努めます。
  2. 適切かつ積極的な情報開示・IR活動を通じて、昭和産業グループに対する市場評価を高め、株主利益の最大化に努めます。
  3. 幅広く社会との対話を行い、企業活動に反映させることに努めます。

社会への取り組み

サステナビリティ推進体制

昭和産業では、社長を委員長とし、全ての部署長を委員とする「サステナビリティ委員会」を設置しています。サステナビリティ委員会の傘下に、当社が重要と考える6つの社会的課題(①安全・安心で高品質な製品の提供、②公正な企業活動、③人権尊重、④環境への配慮、⑤社会への貢献、⑥ステークホルダーとの対話・情報開示)に加えて、⑦リスクマネジメントに注力しています。なお、⑦リスクマネジメント委員会には専門部会としての災害対策委員会と情報セキュリティ委員会を置き、リスクマネジメントの徹底を行っています。

サステナビリティ推進体制図

サステナビリティ推進体制図

ステークホルダー・エンゲージメント

昭和産業グループは、「食」に関する幅広い事業を通して「人々の健康で豊かな食生活に貢献する」とともに、自らの透明性を高め、ステークホルダーの皆様から信頼されるため、ステークホルダーパートナーシップを推進しています。

ステークホルダー・エンゲージメント

取り組み事例