冬のおすすめ天ぷら食材

体の中から風邪予防

クリスマスやお正月など何かと忙しい年末年始は、乾燥する季節でもあり、風邪をひきやすくなります。これは、ウイルスが空気中に浮遊し、口や鼻から侵入しやすくなるためですが、冬の寒さで体温が下がると体の抵抗力が弱くなることも一因。免疫物質のもとになる「たんぱく質」や、「鉄、亜鉛、銅」などのミネラル、鼻やのどの粘膜を強化する「ビタミンA、B群、C」をしっかり摂って、風邪に負けない体づくりをしましょう。この時季を元気に乗り切る旬食材を天ぷらにして、パワーチャージ!

おすすめ食材 れんこん

レンコン

穴があいていることから、先の見通しが良い縁起物としてお正月料理に欠かせないれんこん。強い抗酸化力を持ち、風邪の予防にも効果的といわれる「ビタミンC」が豊富です。切り口が変色するのはポリフェノールの一種の「タンニン」によるもの。また、ネバネバする成分は、消炎、収れん作用があり、のどの痛みを抑えたり、胃の粘膜を強化して胃かいようなどに効果があるといわれています。れんこん料理を白く仕上げたいときはあく抜きをしますが、「ビタミンC」も「タンニン」も水に溶けやすい性質のため、成分を効率的に摂るなら、あく抜きが最小限で済む揚げ物がおすすめ。れんこんは生食できるので、天ぷらにするときは衣を付けてサッと揚げるだけでOK!サクサクホクホク食感のれんこんの天ぷらはやみつきになるおいしさです。

れんこん ワンポイント!

購入するときは、ずっしりとした重みがあり、表面に傷が少ないものを選びましょう。全体が太くまっすぐで、穴の大きさが揃っているものが良品とされています。

おすすめ食材 牡蠣

牡蠣

“海のミルク”と呼ばれるほど栄養が豊富な牡蠣。「ビタミンB1、B2、B12」などのビタミン類をはじめ、免疫機能を高める「鉄」や「亜鉛」などのミネラルも豊富です。また、肝機能を高める「タウリン」や「グリコーゲン」を多く含んでいることから、忘新年会などが多い冬には二日酔い予防としても心強い食材。生食用と加熱用がありますが、生食用は水揚げ後、一定期間紫外線で殺菌された水に浸けられるため、多少うまみが失われます。天ぷらなどで加熱調理するなら、栄養もうまみも多い加熱用がおすすめです。

牡蠣 ワンポイント!

牡蠣の下処理では、片栗粉と塩少々を合わせて手早く揉みこんでから流水で洗い流すと、きれいに汚れが取れます。水に長い間浸けると、うまみが逃げるので注意しましょう。

2019年11月

まだまだあります!冬のおすすめ食材

ブロッコリー

ブロッコリー

ビタミンやミネラルが豊富で、茹でても、炒めてもおいしいブロッコリー。実は天ぷらにしても◎。衣を付けて揚げることで“ブロッコリーってこんなに甘かったの?”と思ってしまうくらい甘みが増します。

春菊

春菊

冬場に旬を迎える春菊は、夏場のものに比べると栄養も豊富で甘みも増します。天ぷらにすることで苦みがやわらぐため、春菊の香りと苦みが苦手という人にもおすすめです。

ホタテ(帆立貝柱)

ホタテ(帆立貝柱)

疲労回復効果のある「ビタミンB」や肝機能を高める「タウリン」が豊富なホタテ。揚げたてのふっくら、ぷりぷり食感のホタテの天ぷらはまさに絶品!衣の中で蒸されることで、うまみと甘みもアップします。

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