Hamburg Will(ハンバーグ ウィル)(東京都新宿区)

ふんわりジューシー、「岩中豚」100%の
絶品ハンバーグが味に厳しい女性客の心をつかむ!

ふっくらと焼き上げられた熱々のパテにナイフを入れると、ジュワ~と流れ出るうま味たっぷりの肉汁。子どもから大人まで、誰もがそのおいしさに夢中になってしまうハンバーグは、まさに"洋食の王様"といえるでしょう。中でも、専門店で味わうハンバーグは、肉選びから焼き方、ソースにいたるまで、プロのこだわりがたっぷりと詰まった逸品。家庭では味わえない、お店ごとの個性が楽しめるのも魅力です。

東京・新宿の新宿御苑からほど近い場所にお店を構える「ハンバーグ ウィル」は、岩手県産の高級銘柄豚「岩中豚」(いわちゅうぶた。岩中ポークとも呼ばれる)を100%使用したオリジナルハンバーグを看板に、女性客をはじめ幅広いファンを持つハンバーグ専門店です。ランチは近隣で働くビジネスパーソン、ディナーは女子会、休日は新宿御苑を訪れたファミリーやカップル客まで幅広いお客様で賑わう同店。24席のこぢんまりとした店内が、多い時はランチだけで4回転以上することもある大繁盛店です。

Hamburg Will(ハンバーグ ウィル) 店内
「岩中豚100%のハンバーグ」が看板商品の同店は、今年でオープン12年目。ふんわりとジューシー、うま味が凝縮したハンバーグは女性に圧倒的な人気だ。店内は、テーブル席のほかオープンキッチンに面したカウンター席もあり、一人で訪れるお客様も多い。

ハンバーグのパテは、牛肉100%や牛肉と豚肉のミックスなどで提供するレストランも多い中で、同店では12年前のオープン当初から「岩中豚」のおいしさに惚れ込み、"岩中豚100%"にこだわり続けてきました。

「岩中豚のハンバーグを食べると、豚肉ってこんなにおいしかったんだ! と改めて感動していただけると思います。豚肉特有のクセがなく、肉質は柔らかくてあっさりしていながら、うま味がたっぷり。バランスの良いおいしさで、豚肉本来のうま味を楽しむにはハンバーグは最適です」そう話すのは、店長の清原悟さん。

同店では、「岩中豚」の肩ロース肉を中心に、バラ肉、ホホ肉、カシラ肉の4種類の部位を、それぞれ挽き方を変えて配合。ヨーグルト、玉ねぎ、スパイスなどをブレンドしてオリジナルのパテに仕立てます。焼く時は、まず厚手の鉄板でじっくりと両面を蒸し焼きにし、その後オーブンでローストすることで肉のうま味を閉じ込め、凝縮させます。一枚のハンバーグが焼き上がるまでにかかる時間は約15分。その待ち時間さえもワクワクしてしまうのが同店の魅力です。

モッツァレラチーズ
女性客に絶大な人気のポークハンバーグ「モッツァレラチーズ(200g)」(1,580円)は、ふっくらとジューシーな焼きたてのハンバーグをカットすると、中から肉汁とモッツァレラチーズがトロッと流れ出し、見た目も食欲をそそる。濃厚なデミグラスソース、付け合わせの温泉卵と一緒に食べると、マイルドでコクのある味わいになる。

ハンバーグメニューは、ベースとなる「プレーン」をはじめ、「ブラックペッパー」「軟骨」「モッツァレラチーズ」など6種類があり、一番人気は、パテの中にドイツ産のモッツァレラチーズを包み込み、さらに仕上げにものせた「モッツァレラチーズ」(170g 1,380円、200g 1,580円)。「岩中豚」独特のジューシーであっさりとしたうま味と、とろりと溶けたチーズのまろやかさが合わさってリッチな味わいが生まれるこのメニューは、女性客からの注文が圧倒的に多い一品です。また、ハンバーグにはお好みに合わせて「デミグラス」「柚子胡椒」「クリームマスタード」の3種類のソースを選ぶことができるので、その日の気分でハンバーグとソースの組み合わせを変える常連客もいるのだとか。「岩中豚」へのこだわりはもちろん、パテの配合、焼き方、ソースなど、すべてに"オリジナルのおいしさ"を追求した同店のハンバーグが、多くの人に愛される理由がよくわかります。

フォアグラバルサミコ
「ハンバーグ ウィル」のポークハンバーグは、「プレーン」(170g 1,280円、200g 1,480円)をベースに常時5種類のバリエーションがあり、ソースも「柚子胡椒」「デミグラス」「クリームマスタード」の3種類から選べる。「フォアグラバルサミコ(200g)」(1,980円)は、高級食材のフォアグラのソテーをドンとのせた贅沢な一品。コクと酸味が同居した「クリームマスタード」ソースを添えて。

「おいしい豚肉」を追求して飼料を改良、健康的な肉を育てる

同店のハンバーグ人気を支える「岩中豚」は、「有限会社ケイアイファウム」(岩手県北上市)で生産されています。「岩中豚」は全国の銘柄豚の中でも、そのクオリティの高さから和食や洋食、中華など幅広いジャンルの飲食店がこぞって取り入れている素材。ケイアイファウムでは、「おいしい豚肉をお客様に届けたい」という思いで、1960年代から「岩中豚」の開発に取り組んできました。現在では、北上平野と岩手山のふもとにある環境に恵まれた二つの農場で、常時1万3,000頭もの豚がのびのびと育まれています。

「おいしい肉を作るには、良い飼料と良い環境が重要です。そのため、創業当時からお付き合いをさせていただいている昭和産業と何度もディスカッションを重ねて専用飼料を改良し、ようやく今の形にたどり着きました」そう話すのは、ケイアイファウムの常務取締役(生産・販売担当)の宮地博史さん。

有限会社ケイアイファウム
創業50年以上の長い歴史を持つ有限会社ケイアイファウム(岩手県北上市)常務取締役の宮地博史さん。安心・安全はもちろん、"おいしい豚肉"を追求する中で、創業当時から取引のあった昭和産業とディスカッションを重ねて、飼料の改良を続けた。その結果、臭みが少なく、赤身と脂身のバランスがほどよく取れた保水性の高い豚肉が安定して生産できるようになったという。さらに、同農場の豚は、広大な敷地の中でのびのびと育っていることも、おいしさを生み出す秘訣となっている。
有限会社ケイアイファウム

「岩中豚」は、SPF豚(豚肉の発育を妨げる特定病原菌がいない、健康に育った豚肉のこと)で豚肉特有の臭みが少なく、赤身(うま味)と脂身(甘味)のバランスがほどよく取れていることが特徴。さらに、ビタミンE含量が豊富なことから酸化しにくく、保水性も良いことから、おいしさが長持ちすることも、多くの飲食店で選ばれる決め手となっています。

そういった理想の豚肉に仕上げるため、飼料には大麦やトウモロコシ、マイロを使用。さらに、健康な豚に育てるためにイソマルトオリゴ糖を加えるなど、細部にまでこだわったオリジナル配合の飼料で大切に育てています。また、季節や気候に合わせて配合を微調整するなど、豚の健康管理や品質管理にも余念がありません。

「私たちの「岩中豚」を大事に使っていただいている「ハンバーグ ウィル」さんを訪れると、お客様が本当においしそうに食事をしていらっしゃるので、嬉しい気持ちになります」と宮地さん。おいしさにこだわった豚肉と、その魅力を100%伝える「ハンバーグ ウィル」。生産者と飲食店をつなぐ大切な素材にも、昭和産業の技術が生きているのです。

パンチェッタベーコン
岩中豚のベーコンを巻いて焼き上げた「パンチェッタベーコン(200g)」(1,680円)は、肉のうま味がストレートに味わえるのが魅力で、男性に人気の一品。柚子の爽やかな風味とピリッとした唐辛子のアクセントが効いた「柚子胡椒」ソースでさっぱりと。

コラム

店長 清原悟さん

「岩中豚」のおいしさを最大限まで引き出すこだわり

「まず、鉄板でパテの表面を焼いて肉汁やうま味を閉じ込めて、その後200℃のオーブンで7~8分じっくりと火を入れる。焼き過ぎると肉がしぼむので、ピークの状態を見極めて焼き上げるのが「岩中豚」のおいしさを引き出すコツです」と話す、店長の清原悟さん。俵型のふっくらとしたハンバーグは、そのままでも十分に味わい深いですが、ソースやトッピングで様々な味のバリエーションが楽しめるのも魅力です。パテの配合は、「岩中豚」のおいしさを最大限に打ち出すために、試行錯誤の末にたどり着いたもの。赤身のうま味や脂身の甘味、食感などすべてのバランスを考えてベストな配合を見つけたそうです。同店の看板商品は、これからも多くのお客様を幸せな笑顔にしてくれるでしょう。

※ 記事中の価格などの情報は取材時のものです。

このお店で使っているのは?

大麦、トウモロコシ、マイロなどをベースに昭和産業のイソマルトオリゴ糖などを配合したケイアイファウム専用のオリジナル飼料。

『養豚用飼料』の詳細はこちら

店舗 DATA

店舗外観
店名 Hamburg Will(ハンバーグ ウィル)
住所 東京都新宿区新宿1-3-8 YKB新宿御苑ビル101
電話 03-3358-4161
営業時間 11:30~14:00(L.O.)、17:30〜20:00(L.O.)
定休日 年中無休
ホームページ http://www.hajimenoippo.co.jp/pages/will.html
席数 24席
客単価 昼1,300円、夜3,300円

SHOWAが支える全国各地の人気店。そのおいしさを確かめに、ぜひ一度足を運んでみませんか?