コラム
近江牛のおいしさを余すところなく伝えたい!
「近江牛は、ただ焼くだけでもおいしい。でも、そのおいしさをさらに高めるのは肉の状態を見極めた切り方にあります」と話すのは、店長の
※ 記事中の価格などの情報は取材時のものです。
「うちの牧場では、牛は単なる商品ではなくて家族同然の存在。暮らしやすい環境を整えて、自分の子供を育てるように愛情を持って大切に接しています。なので“牛さん”を物、商品として扱うことはせず、“出荷”を“出牛”と表現し、感謝の気持ちを込めてスタッフ全員で送り出しています」そう話すのは、「株式会社まる亀こうし牧場」(滋賀県近江八幡市)代表取締役の亀井頌司さん。
滋賀県のJR近江八幡駅から徒歩約10分の便利な場所にある「近江牛ホルモン焼肉 カメチク」は、日本三大和牛の一つともいわれる近江牛が気軽にリーズナブルな価格で味わえると、地元の常連客だけでなく、遠方からも多くのお客様が訪れる人気の焼肉店。お客様の中には、近江八幡に仕事で訪れるたびに必ず足を運ぶというサラリーマンのファンも多いのだとか。
「牧場直営店をやることで、自分たちの手で育てたおいしい近江牛のお肉を、気軽に、お腹いっぱい味わってほしいと思い、2016年6月にオープンしました」と亀井さん。看板メニューである近江牛の新鮮なホルモンを盛り合わせた「カメチクミックス」や、とろけるような脂と柔らかい赤身の霜降り加減が最高の「王様ステーキ」、脂と赤身のバランスが絶妙な希少部位「マクサガリ(ハラミ)」などをはじめ、新鮮で高品質な近江牛がリーズナブルな価格で楽しめるのが同店の魅力です。
サッと炙っただけで香りやうまみが際立つ近江牛は、それだけで感動的なおいしさ。そんな近江牛のホルモンは、朝にと畜された新鮮なホルモンをその場できれいに洗い、その日のうちにお店で提供するのが「カメチク」のこだわりです。臭みがなく、柔らかくて甘みのあるホルモンは、焼くと香ばしい風味がプラスされ、かむほどにうまみがあふれ出す逸品。また、真空パックにして冷蔵状態で届けられる正肉も、開店直前にお肉をカットするなど、新鮮な状態で客席に届けるよう工夫しています。
「子供の頃から、当たり前のように食べてきた近江牛。そのおいしさや価値を、もっとたくさんの人に広めていきたい。近隣には焼肉店や近江牛を扱うお店は多いですが、“カメチクはやっぱりひと味違うね”とお客様から言われると、うれしいですね」と亀井さん。牧場直営の強みを生かした同店ならではの焼肉は、今日もたくさんのお客様を笑顔にしています。
日本三大和牛の一つともいわれる近江牛。きめ細かい肉質に余韻のあるうまみ、甘くとろけるような脂は、言うまでもなく黒毛和種の最高峰です。「まる亀こうし牧場」を有する亀井牧場グループは、約1,300頭の近江牛を繁殖、肥育する滋賀県内でも有数の大牧場。令和元年の第7回近江牛グランプリでは、近江牛の頂点であるグランドチャンピオンを輩出するなど、数々の品評会で高い評価を得ている畜産農家です。
同グループでは、「本当においしい牛肉を生産し、お届けする」ことを目指して、近江牛の中でもさらに付加価値をつけた自社ブランド「近江亀井牛」の育成に取り組んでいます。厳しい近江牛の認定を受けた牛の中でも、さらに独自に設定した6つの基準を満たしたものだけが名乗ることができる「近江亀井牛」は、親子3代にわたり最高級の近江牛を育てることにこだわってきた亀井牧場グループが作り上げた新ブランド。
未経産の雌牛を生体のまま熟成させることにこだわり、飼料や環境にも独自の工夫を施しながら大切に育てられる「近江亀井牛」について、「飼料は、肥育の前後期で牛の生育状態を見ながら配合を変更したり、微調整しています」と亀井さん。「肥育前半には繊維が多く、高タンパクな飼料を与えて内臓を強化、後半にはよく食べて健康的に太らせることに適した飼料を与えるなど、昭和産業と一緒に試行錯誤を重ねながら、現在のスタイルにたどり着きました」と当時を振り返ります。
牛糞を加工して牛床や堆肥として再利用するなど、環境に配慮した循環型農業を実践しているまる亀こうし牧場では、クラシック音楽が流れる牛舎で牛たちがストレスなく、リラックスした状態で、のんびりと穏やかに暮らしています。艶やかでハリのある体と美しい立ち姿、やさしく穏やかな性格。一頭一頭愛情を込め、手間暇をかけて育てているからこそ、うまみや甘みが一層際立ったワンランク上の近江牛のおいしさが生まれるのでしょう。そんな健康的に肥育された牛たちを見ると、“大切に育まれた命を、おいしくいただけることに深く感謝しなくては”という気持ちでいっぱいになります。
日本で最も長い歴史を持つブランド和牛の「近江牛」と新ブランドの「近江亀井牛」。昭和産業はこれからも伝統の味を守りつつ、新たな可能性に挑戦していく「カメチク」と「近江牛」を応援していきます。
コラム
近江牛のおいしさを余すところなく伝えたい!
「近江牛は、ただ焼くだけでもおいしい。でも、そのおいしさをさらに高めるのは肉の状態を見極めた切り方にあります」と話すのは、店長の
※ 記事中の価格などの情報は取材時のものです。
「カメチク」で提供される近江牛には、肥育の前半では内臓を強化して“太らせる”ことに適した体づくりをする配合飼料を使用。後半には、牛肉の味覚に大きく影響するトウモロコシや大麦などをバランス良く配合したオリジナル飼料を使用している。
店名 | 近江牛ホルモン焼肉 カメチク 近江八幡店 |
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住所 | 滋賀県近江八幡市桜宮町298-4 |
電話 | 0748-43-1023 |
営業時間 | 17:30~24:00 |
定休日 | 年中無休 |
ホームページ | https://yakiniku-kamechiku.jp/ https://omi-kamei.jp/ |
席数 | 70席 |
客単価 | 4,000円 |
他店舗 | 近江牛ホルモン焼肉 カメチク 石山店(滋賀県大津市) |