若手座談会

入社1年目の自分・仕事・仲間

昭和産業の入社1年目の社員たち。
どんな理由で昭和産業を選び、これまでどんな仕事に取り組み、
現在はどんなやりがいを感じているのでしょうか。
等身大の姿をお伝えするために、ホンネで話し合ってもらいました。

ROOKIES

  • K.Y.
    技術センター 
    飼料畜産フィールド 
    飼料畜産研究グループ
    2023年入社
    農学研究科修了。飼料畜産の技術担当として技術センターにて、家畜向けの飼料の研究・開発に取り組む。現在担当しているのは、鶏卵の生産ラインの管理。預託農場のよき相談相手として生産現場を支える。
    K.Y.
  • K.K.
    流通営業部
    第二グループ
    2023年入社
    キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科卒。流通営業としてプレミックス、食用油、パスタ、健康食品等の商材を、スーパーやドラッグストアに向けて提案している。入社4ヵ月目で早くも一人で商談を行うことも。
    K.K.
  • H.Y.
    テクニカル企画推進部 
    設備技術グループ
    2023年入社
    生物システム応用科学府生物機能システム科学専攻修了。工場の設備投資の計画・工事管理、設備技術の共有化・標準化、環境負荷低減対策等を担う。現在は鹿島工場の生産設備の新設・増設・更新を行いながら、プラントエンジニアとして独り立ちできるよう勉強中。
    H.Y.
  • S.F.
    ソリューション営業部
    2023年入社
    経済学部経済学科卒。外食チェーン店を担当。メニュー開発や店舗オペレーションの改善や配合提案を行っている。当社が取り扱っている製粉・油脂・糖質などの製品を通じ、マーケットイン思考を徹底した、ワンストップ型ソリューション営業を推進している。
    S.F.
  • O.H.
    開発センター 
    家庭用グループ 無糖チーム
    2023年入社
    家政学研究科食物・栄養学専攻修了。新商品やアプリケーションの開発、顧客支援業務などを担う開発センターで、家庭用グループに所属。現在はプレミックスを中心に家庭用新商品の開発に取り組んでいる。
    O.H.

THEME01

志と決断

昭和産業への入社動機を教えてください。
率直な気持ちでお願いします。

O.H.O.H.食べることが好きだったからです。

全員全員率直だね!

O.H.O.H.つくることも同じくらい好きだったので、食品メーカーで開発職につきたいと思いました。昭和産業に関心を持ったのは、開発センターが実家から近かったからです。企業研究を始めたら子供の頃に好きだった『もちもちパンミックス』が昭和産業の商品だと知って、一気に志望度が高まりました。

S.F.S.F.私も、スーパーでよく見かける『天ぷら粉』を通じて、昭和産業のことは知っていました。家でも使っていたので、なじみある商品だったんです。詳しく調べたところ、昭和産業は幅広い穀物から生産される商品を扱っており、家庭用、業務用の事業領域を持っていることを知りました。昭和産業ならあらゆる食事シーンにおいて、さまざまな市場ニーズに対応した企画・提案ができると考え、入社を決めました。

H.Y.H.Y.僕の場合、母が個人でケーキ屋をやっているので、食に関わる人を支える仕事がしたいと思っていました。それで食品の材料に興味を持ち、昭和産業を志望するようになったんです。S.F.さんの言うように、幅広い材料を提供することで、多くの人々の食を支えられると思いました。

K.K.K.K.お母さんがパティシエなの? 今度食べに行きたい!

H.Y.H.Y.学生時代に省エネ関連の研究をしていたので、昭和産業が環境問題に熱心に取り組んでいる点にも惹かれました。ここなら環境保護につながる仕事にも携われるんじゃないかな、と。

K.Y.K.Y.私は畜産の研究をしていたこともあって、飼料業界をメインに就職活動しました。だから最初は昭和産業のことは知らなくて、業界研究を進める中で初めて知ったんです。多くの食品メーカーは製造副産物などを飼料会社に販売するのですが、昭和産業の場合は、それを自社で飼料にして販売しています。こんなことをしている会社は珍しいと驚いたものでした。家畜と人間はちゃんと共生しなきゃいけないと思っているので、食品会社として飼料まで手がけている姿勢に共感しました。

K.K.K.K.僕は就職活動で先輩社員と面談する際、必ず「仕事をしていて最高の瞬間は」という質問をしていました。他社は「成約できたとき」といった答えが多かった中、昭和産業の先輩からは「お客様と信頼関係を構築できたとき」という答えが返ってきて、仕事のプロセスを大切にする姿勢に共感しました。

K.Y.K.Y.社風も魅力的でしたよね。穏やかな人柄の先輩ばかりで、居心地がよさそうと思いました。

K.K.K.K.入社後の研修も印象的で、開発センターの所長から「1年目はたくさん失敗することで学ぶものだ」と言われたのが刺さりました。失敗できるのは1年目の特権なんだと教わりました。

H.Y.H.Y.最近部長と一緒に飲んだら、同じことを言われましたよ。「どんどん失敗してほしい」って。研修向けの言葉じゃなくて、会社全体にそうした考え方が根づいているんですね。

O.H.O.H.研修では製粉や製油、糖質、飼料など、昭和産業の幅広い事業について学べたのがよかったです。様々な角度から日本の食を支えていることが納得できました。

S.F.S.F.開発センターで先輩方や同期と一緒にパンを作ったり、炒め物をしたことが楽しかったです。今私は営業として外食チェーンのお客様にメニュー提案をすることが多いけれど、メニュー調理にどれだけ手間がかかるかということを、研修の実体験を思い出しながら説明できるので、とても役立っています。有意義な研修でした。

K.Y.K.Y.メロンパンやマヨネーズもつくったよね。オリーブオイルでマヨネーズをつくったらおいしくなくてびっくりしたけど、市販のマヨネーズがおいしいのは、材料へのこだわりと企業独自の技術があってこそなんだって妙に納得しました。

THEME02

成長と喜び

1年目として経験するお仕事の内容や、
やりがいについて教えてください。

O.H.O.H.私は家庭用商品の開発に携わっています。

K.Y.K.Y.入社前からやりたかった仕事だよね。

O.H.O.H.念願かなったという感じです。担当しているのはお好み焼粉、たこ焼粉、天ぷら粉などの開発業務です。実は今、先輩と一緒に来年の新商品の開発を手掛けていて、これがお店の棚に並ぶと思うとワクワクします。もちろん配合設計を考えるのは難しいし、大変なことも多いけれど、とても夢のある仕事だと思います。

K.K.K.K.そんなふうにO.H.さんが開発した商品は、営業である私がスーパーやドラッグストアなどに売ることになります。同期の仲間がつくったものだと思うと、「絶対売ってみせる」とモチベーションは上がります。

O.H.O.H.入社して4ヵ月目には、商品を店頭に配送するための段ボールの開発も担当しました。私の初仕事で、緊張しながら段ボールメーカーさんとやりとりして進めました。

S.F.S.F.商品だけでなくて、段ボールまで設計するんだね。知らなかったなあ。

O.H.O.H.私もこんなにも幅広い業務だったとは想定外で、学ぶことが多く、毎日が楽しいです。

K.K.K.K.O.H.さんが段ボールの設計を任された頃、僕も営業として1人で行動するようになりました。それまでは先輩に同行していたけれど、ひとり立ちです。もう先輩に頼れないと思うとちょっと怖かったですが、期待されているという実感は嬉しいですね。今は先輩の期待を超えられるような仕事をしたいという気持ちです。

S.F.S.F.私も営業で、外食チェーンを担当しています。お客様は魅力あるメニューの開発や省力化などの課題を抱えているので、それらをヒアリングし、昭和産業の商品を活用することで課題解決につながる提案をしています。例えば「このパスタなら、ゆでる時間が短縮できます」といった具合です。

K.K.K.K.外食チェーンとなると取引金額も大きいですよね。

S.F.S.F.そうなんです。実は今度、初めて1人でお客様を訪問して、提案を行うんです。どんな質問をされても大丈夫なように準備を進めているところで、けっこう緊張しています。他店舗での導入事例などを紹介して、メリットを伝えたいと考えています。

K.K.K.K.僕も初めての1人の営業は緊張したけれど、実際はとても楽しくて、あっという間でした。「1年目はたくさん失敗することで学ぶものだ」という言葉を思い出して、頑張ってください。

H.Y.H.Y.現在、僕は鹿島工場の設備更新を実施しています。入社前は具体的にどんな仕事か、イメージできなかったんですが、工場内の数多くの設備を新しい設備と入れ替える仕事と知り、その金額の大きさにも驚きました。みんなは商品を“売る”ことが仕事だけれど、その商品をつくるための設備を“買う”ことが仕事なんです。

O.H.O.H.知らなかったなあ。工場の設備のメンテナンスかなと思っていた。

H.Y.H.Y.僕も最初はそう思っていたけれど、想像以上にスケールの大きい仕事で驚きました。設備メーカーへの発注窓口ですから、社外の方との打ち合わせは多いです。同時に、工場で設備を使う社員、つまりユーザーのニーズを正しくキャッチすることも重要です。つくる側と使う側の橋渡しが自分の役目なので、想像以上にコミュニケーション力が求められると感じています。

K.Y.K.Y.私は鶏卵を担当していて、加工用の設備導入などでH.Y.さんとはちょっと関わりがあります。生産現場の省力化は大きなテーマですので、負担軽減のために機械化は必須です。

O.H.O.H.K.Y.さんは出張が多いっていうイメージだけど。

K.Y.K.Y.地方の預託農場さんを訪問して新しい飼料の試験をしたり、設備のトラブルに対応したりしているので、遠くまで出かけていくことが多いですね。車で片道2時間かかったり。出張ということでは、先日、北海道まで3泊4日の出張をしました。畜産学会に1人で参加するためです。

S.F.S.F.1人で!

K.Y.K.Y.畜産学会には1人で行くことになったんです。不安だったけれど、でも学会では興味深い発表をされた企業の方と名刺交換し、つながりが持てました。今度訪問することになっているので、これをきっかけに新しいビジネスの芽が見つかればって思っています。

K.K.K.K.素晴らしい行動力ですね。同期として誇らしく感じます。

THEME03

職場と仲間

職場の雰囲気や
同期の仲間についてどう感じていますか。

K.K.K.K.最近ちょっと太り気味なのが気になるんです。

S.F.S.F.みんなよく食べますよね。私たち営業も、お客様に提案する前に何種類も試食するし、入社前に想像していた以上によく食べてます。“食べることが仕事”といってもいいくらいで、ランチに行くときも、今度訪問しようと考えている外食チェーンまでわざわざ足を運んだり。もちろん食べる量には限界があるので、上司は「仕事に関係ない食事をするのがもったいない」っておっしゃっていました。

K.Y.K.Y.でも私は、入社して痩せましたよ。なるべく歩くようにしているおかげかもしれない。

K.K.K.K.ぼちぼちジムにでも行こうかな…

O.H.O.H.開発センターは先輩方が気さくに声をかけてくれます。話題はやっぱり食べることに関してが多いですね。

H.Y.H.Y.僕も先輩方がとても気さくなのには驚きました。質問をすると、どんなに忙しいときでも仕事の手を止めて、ちゃんと向き合って答えてくれるので、聞きづらいということはまったくありません。とても和やかな雰囲気です。

K.Y.K.Y.私が驚いたのは、入社式後の懇親会です。本社の地下のお店を貸し切って行われたんですが、会長や社長も出席されて、私たちとフランクに話してくれました。皆さん私たちの名前もしっかりと覚えてくださり、上場企業の役員クラスの方と新人が親しく交流できる会社なんだと感動しました。

K.K.K.K.会話自体もカジュアルでしたね。

K.Y.K.Y.そうそう。はやりのコミックについて社長が「あれはいいねー」なんて笑ったりして。他の会社に行った友人に話すと、すごく驚かれます。

K.K.K.K.「社長の顔は新聞でしか見たことがない」「入社式もビデオ出席だった」という友人も多くて、「役員なんて2次元の存在」とも聞きました。昭和産業の風通しのよさは、経営トップのこうした姿勢が反映されているのでしょうね。

S.F.S.F.同期の仲もいいですよね。プライベートで遊びに行くこともあります。先日は本社の同期で、泊まりがけでバーベキューを楽しみました。

H.Y.H.Y.僕は鹿島工場なのでここにいるみんなとはなかなか会えないけれど、こうして集まると距離はまったく感じません。もちろん鹿島工場の同期とも仲がよくて、テーマパークへ遊びに行ったり、Jリーグのゲームを観に行ったりしています。月に一度は食事会もあります。

O.H.O.H.私たちの代って、特に仲がいいのかもしれないですね。先輩も驚いています。

S.F.S.F.親しいからこそ、同期から学ぶことも多いです。シナジーソリューションを生み出すため職場の垣根を越えて一緒に仕事をすることも多く、日々成長していく同期の姿にはいつも刺激を受けています。今日の話を聞いても、みんなすごく成長してるんだなと感じました。

H.Y.H.Y.同感です。距離は離れていても同期は一緒に頑張っている仲間だし、自分も頑張ろうと思えます。

THEME04

ともに未来へ

最後に皆さんの目標や夢を教えてください。

K.Y.K.Y.目標は、私が名前を付けた飼料をつくることです。昭和産業では新しい飼料を開発すると、担当した社員がネーミングできるんです。現在の飼料を見ても、パッケージにさりげなく先輩のこだわりが入っていたりします。だから私もこだわりを名前にした飼料を市場に出すことが目標です。

K.K.K.K.実は以前、あるスーパーへ市場調査に伺った際、とても悔しい思いをしました。買い物中のお客様がいったんは昭和産業の商品を手に取ったものの、その後、棚に戻して、他社の商品をカゴに入れられたんです。その様子を目にして、言葉に言い表せないぐらい悔しかったです。これからはそんなシーンを見なくて済むよう、営業としてもっと多くのお客様に昭和産業の商品を買っていただけるようにしたいと思います。

H.Y.H.Y.現在は鹿島工場の設備に精通することが一番の目標ですが、将来については省エネを考えた機器の更新に取り組みたいと考えています。食品ロスや環境問題についての情報発信も行うなど、持続可能な取り組みを強化している昭和産業にいるからこそ、省エネ機器の更新にさらに力を入れたいと思いが強いです。そのためにも製品の製造工程について精通し、機器への理解を深めていきます。

S.F.S.F.私の目標は、自分の提案した商品がメニュー化されることです。大手の外食チェーン店を担当しているということもあり、メニュー実現までには1年ほど時間がかかることもあります。長い道のりなのは間違いないですが、メニューが実現できたら実際に食事するお客様の笑顔を見に行きたいです。きっと大きな達成感が得られると思います。

O.H.O.H.私はとにかく調理が好きなので、多くの人につくる喜びを知ってもらいたいと思います。私のようにプレミックスでの成功体験から調理への興味を持つ人は多いと思うので、自分でつくるからこそ得られる楽しみを、商品開発を通じて社会に伝えていきたいです。