昭和産業の未来を切り拓く「RD&Eセンター」のコンセプトと機能をご紹介します。
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Research
研究
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Development
開発
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Engineering
技術
昭和産業の未来を育むため、
3部門のさまざまな分野の
スペシャリストが
一つの拠点に
集まっています。
昭和産業は、研究開発体制の強化を目指し、千葉県船橋市に新たな研究開発施設を開設しました。Research(研究)、 Development(開発)、 Engineering(技術)の頭文字を取って名付けられたこのセンターには、技術分野(製粉、製油、糖質…)ごとに活躍する研究者、技術者がひとつの空間のなかで、協力し合うことによって、より安全でよりおいしい食品をいち早くお届けすることを目指しています。ここから生まれる新たな技術や商品が、昭和産業の未来を切り拓く。そんな決意でRD&Eセンターを設立しました。
設計コンセプト
「基盤事業の持続的成長」と「新たな分野への挑戦」を実現する3つの設計コンセプト
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CONCEPT_01
ニーズの把握と顧客満足度の向上
カスタマーコミュニケーション
お客様にご満足いただく商品を提供するためには、コミュニケーションを通じて潜在的ニーズを掘り起こすことが重要です。RD&Eセンターの1階は「コミュニケーションエリア」とし、調理器具を完備した研修室が設けられています。ここでは各種研修やセミナーの開催、試作品の検討会など、さまざまな形式でお客様とのコミュニケーションを密にする取り組みを行っています。
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CONCEPT_02
部門や分野を越えた価値の創造
シナジーコミュニケーション
3つの部門のさまざまな分野のスペシャリストたちが、ひとつの拠点に集まることで、これまでになかったシナジーやコラボレーションが生まれています。2階の「調理試験エリア」は広々とした空間を確保したオープンスタイル。3階の「オフィスエリア」は固定席を廃したフリーアドレス。4階の「化学実験エリア」は分析目的別にわかれた機能的なスペースと、いずれのフロアも部門や分野を超えて交流しやすい開放感のある設計にしています。
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CONCEPT_03
効率の良い動線と、安全性を重視
Simple & Safe
食品を扱うフロアと化学薬品を扱うフロアを分離。さらにオフィスフロアを挟んで2階と4階に設置された試験フロアは、共有のラボエリア(大試験室)と、目的や機能によって区割りしたラボサポートエリア(機能別試験室)にわけ、垂直方向にも水平方向にもシンプルな動線を実現しました。安全性と効率を兼ね備えた空間は、社員同士の活発な交流を促進しています。
エリア紹介
「基盤事業の持続的成長」と「新たな分野への挑戦」を実現する3つの設計コンセプト
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1F
コミュニケーションエリア
外装と同じく明るい内装のエントランスには、人形や食品サンプルを使って、昭和産業の事業をご紹介するショーケースと大型モニターを設置。このほか1Fのコミュニケーションエリアには、さまざまな調理器具を備えたキッチン付きの研修室や会議室、応接室を完備しており、お客様とのコミュニケーションを新たな研究開発へと繋げていきます。
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2F
調理試験エリア
素材研究や商品開発のために、パンの焼成やフライ、製麺などの調理試験を行うエリアです。幅広い食品加工技術に基づき、新商品の開発や素材の評価を行っています。オープンスタイルの試験室ならではの社員同士の活発なコミュニケーションを原動力にして、新たなヒット商品を開発していきます。
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3F
オフィスエリア
固定席を持たず、仕事の状況や内容によって着席位置が変えられるフリーアドレスを採用しました。部門や分野の異なる社員が、その時々の課題に応じてすぐに会話できるようになっています。プリンターや事務用品のストックなど、共有すべきものはオフィスの中央に集約し、蔵書スペースやガラス張りの会議室、すぐに打ち合わせができるよう数か所に設けた打ち合わせコーナーなど、機能的な設計になっています。
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4F
化学実験エリア
化学分析や物性測定、顕微鏡観察など、分析機器を使った実験を専門的に行うエリアです。いろいろな技術分野に所属するメンバーが、分析機器やスペースを共同で使用しています。互いの研究内容を理解し、昭和産業ならではの大きな技術革新を生み出します。