子会社に関する損失計上および業績予想の修正について
当社は、平成１９年４月２７日開催の取締役会において、下記の通り子会社に関する損失計上を決定し、併せて平成１９年３月期の業績予想を修正しましたのでお知らせいたします。
なお、平成１９年３月期の1株当たり期末配当金は当初見込の６円を予定しております。
記
１．子会社に関する損失計上
昭和産業グル－プの財務基盤を強化するため、当社連結対象子会社 株式会社内外製粉、昭和冷凍食品株式会社の株式および両社への債務保証に対し、株式評価損２億１８百万円、債務保証損失引当金８億１３百万円を平成１９年３月期の当社個別財務諸表の特別損失に計上することを決定いたしました。
また、当社連結対象子会社 昭産商事株式会社（東京都板橋区所在 株式所有割合７９．６％）で１００％出資の非連結対象子会社スワンデザ－ト株式会社の株式および同社への貸付金・債務保証に対し、子会社株式評価損９０百万円、貸倒引当金１億６２百万円、債務保証損失引当金３１百万円を平成１９年３月期の連結財務諸表の特別損失に計上することを決定いたしました。
なお、連結決算では、連結対象会社への損失額の一部が過年度損失と相殺されるため、子会社株式評価損９０百万円、貸倒引当金１億６２百万円、債務保証損失引当金３１百万円、減損損失（土地評価損）２億７９百万円の損失計上となる見込です。
○損失計上に至った理由
① 株式会社内外製粉（三重県三重郡所在 資本金２億５９百万円 株式所有比率８２．０％）
同社は、小麦粉の製造販売を行っておりますが、今後の業績見込が不透明な状況にあります。
この状況を鑑み、当社の出資金について備忘価格まで評価減を行い、かつ債務保証損失引当金を計上することといたしました（子会社株式評価損１億９８百万円、債務保証損失引当金４億４７百万円）。
なお、同社は連結対象子会社であり、上記損失の一部が連結決算上で過年度損失と相殺され、当期の連結業績への影響は減損損失（土地評価損）２億７９百万円となる見込であります。
② 昭和冷凍食品株式会社（新潟県新潟市所在 資本金２０百万円 株式所有比率１００％）
同社は、冷凍食品の製造販売を行っておりますが、昨年来の原油価格の上昇に伴う製造コスト増加などにより収益性の悪化が余儀なくされております。
これに伴い財務内容が悪化したため、当社の出資金について備忘価格まで評価減を行い、かつ債務保証損失引当金を計上することといたしました（子会社株式評価損２０百万円、債務保証損失引当金３億６５百万円）。
なお、同社は連結対象子会社であり、上記損失が連結決算上で過年度損失と相殺されるため、連結業績に与える影響はありません。
③ スワンデザ－ト株式会社（千葉県四街道市所在 資本金９０百万円 間接株式所有割合７９．６％）
同社は、プリンの製造販売を行っておりますが、市場での販売競争が激化する厳しい環境の中で、製造コストの低減に努めるなど収益性の改善に努めてまいりました。
しかしながら、現時点において短期間での大幅な収益性の改善が見込まれないため、当社連結対象子会社 昭産商事株式会社の出資金について備忘価格まで評価減を行い、かつ貸倒引当金・債務保証損失引当金を計上することといたしました。（子会社株式評価損 ９０百万円、貸倒引当金１億６２百万円、債務保証損失引当金３１百万円）
２．平成１９年３月期の業績予想の修正
子会社に関する損失計上に伴う影響により、平成１９年３月期において以下の通り業績予想数値を修正いたします。
〔１〕 平成１９年３月期連結業績予想数値の修正（平成１８年４月１日～平成１９年３月３１日）
（単位：百万円、％）
売上高 経常利益 当期純利益
前回発表予想（A） １７７，５００ ３，５００ １，５００
今回修正予想（B） １７７，５００ ３，５００ １，０７０
増減額（Ｂ－Ａ） － － △４３０
増減率（％） － － △２８．７％
（ご参考）
前期実績（平成１８年３月期） １７５，３７２ ５，３８１ ３，２０４
〔２〕 平成１９年３月期個別業績予想数値の修正（平成１８年４月１日～平成１９年３月３１日）
（単位：百万円、％）
売上高 経常利益 当期純利益
前回発表予想（A） １１４，０００ ３，７００ ２，１００
今回修正予想（B） １１４，０００ ３，４００ １，１００
増減額（Ｂ－Ａ） － △３００ △１，０００
増減率（％） － △８．１％ △４７．６％
（ご参考）
前期実績（平成１８年３月期） １１４，６６３ ４，４１９ １，９４７
※業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
以上